第4回 市民の森自然調査観察会[8月2日 森林観察学習部会]
対象: 会員、及び一般市民
場所: 市民の森 吉田山
今回の観察会は、あいにくの雨になり、それでも参加という方のみで午前中に集約して実施しました。
会員の野澤さんのガイドで市民の森散策路の約5キロを巡り、樹木を中心に観察しました。
雨の森は、また別な雰囲気があり、違った視点で観察できました。
観察路に沿って観察した順に掲載します。是非、吉田山で実物を鑑賞して見ましょう。
吉田山は過去に造成が入ったせいか、森として樹種が少ないそうですが、結構たくさん観察しました。
タニガワハンノキ(谷川榛の木) カバノキ科 ハンノキ属 ヤマハンノキ、ケヤマハンノキなど、判別が難しい。
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コブシ(辛夷) モクレン科 モクレン属 実生の若木が沢山。
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アキグミ(秋茱萸) グミ科 グミ属 葉裏が白いのが特徴。花の時期にはたくさん咲いていましたが、実は少ない。
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ヤシャブシ(辛夷) カバノキ科 ハンノキ属 吉田山に多く見られます。
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コナラ(小楢) ブナ科 コナラ属 吉田山は標高的にコナラの帯域です。
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ヤマザクラ(山桜) バラ科 サクラ属 桜は他にウワズミザクラ、 イヌザクラが見られる。
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アブラチャン(油瀝青) クスノキ科 クロモジ属 沢筋にたくさん生えています。昔、この実を絞って 灯油として利用していたそうです。
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ヤマハギ(山萩) マメ科 ハギ属 花序が基部に付く葉より長いのでマルバハギではなくヤマハギと判断
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クワ(桑) クワ科 クワ属 葉に切れ込みが入ることがあります。
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ヌルデ(白膠木) ウルシ科 ウルシ属 葉軸に翼(軸にヒレ状の帯)がありウルシと区別できる。
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バッコヤナギ(跋扈柳) ヤナギ科 ヤナギ属 葉の幅が広いヤナギもあるのですね。
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ミズナラ(水楢) ブナ科 コナラ属 吉田山はコナラ帯。ミズナラの幼木がなぜ?
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ウダイカンバ(鵜松明樺) カバノキ科 カバノキ属 頂上広場から池への散策路に1本。
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リョウブ(令法) リョウブ科 リョウブ属 頂上広場から池へ下りる斜面に多く見られます。今回は花が満開。いい香りがします。
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アオハダ(青膚) モチノキ科 モチノキ属 小枝を捩って皮を剥くと青い肌が見える。
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ムラサキシキブ(紫式部)? クマツヅラ科 ムラサキシキブ属 葉の大きさ、樹形が疑問で断定できませんでした。
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カツラ(桂) カツラ科 カツラ属 吉田山散策路に1本だけのカツラでしたが、近くに1本、幼木を見つけました。
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