里山とは人と自然との関わりの歴史がつくる自然。特に信州は、標高差があり、3つの気候帯にまたがり、様々な土地利用がなされ、
多様な野生動物が存在する、長い歴史がつくりあげた里山である。
その里山(身近な場所)の概念を、時間軸、俯瞰図、地理的社会的背景など多面的に説明して頂いた。
「生物の多様性」のキーワードは単に生物の保護・保全をするためのものではなく、同じ目標のもとに多様な活動が繋がれるのだという。当会がおこなっている森林整備をはじめとする、多彩な活動への指針となるべきご意見も頂けた。
聴講者も65名と多く、質疑も活発で、里山の自然やその保全に対する関心の高さが伺われた。
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