事業報告


森林療法プログラム[7月13日 森林観察学習部会]

 〜 みんなの森づくりU 〜
 

日  時

7月13日(日) 9時〜13時 (雨により短縮)

場  所

茅野市 市民の森(吉田山)

参加者数

11人(うち被験者10人)

1.

市民の森に集合し、参加者それそれが今の気分を評価質問用紙に記入。

2.

3班に分かれ、沢沿いの小道整備作業を行う。

@

集材班…林内の残材を集める。

A

チップ作り班…集めた材をチッパーにかけチップを作る。

B

チップ敷設班…できたチップを道に敷く。

C

作業はそれぞれ班が45分づつで交替する。

D

入れ替え時には、給水時間をとる。

3.

作業後、再度気分評価質問用紙に今の気分を記入する。

4.

記入した質問用紙をグラフに落とし、作業前後の自身の気分変化を見る。

結果:

1.

全体として「緊張―不安」「抑うつ―落ち込み」「怒り―敵意」「疲労」「混乱」の5項目は作業後の気分が作業前より改善し、活気も僅かであるが上昇している。

2.

作業内容が騒音を発する機械を使用したため、一部に気分の低下を招いた可能性がある。

3.

作業内容により性差が影響してくるのではないかと思われる。(「活気」項目で男性の数値は全て上昇しているが、女性は1/3が低下していた。)

4.

グラフより、林内軽作業のリラックス効果がある程度検証できたが、満足度には個人差があり、対象者にあった作業内容を考慮する必要があると思われる。

5.

今回の体験は、森づくりが一部健強な人達だけのものではなく、多くの人々が楽しんでかかわれる仕事でもあることを示唆していると思われる。


 以上のことを踏まえ、今後の林内軽作業による森林療法プログラムの可能性を探り、事業展開を図っていきたい。

トピック

 訪れる人の役に立ち且つ自身の心もうれしい、そんな「森づくり」を一歩一歩。

20140713チップ作り 20140713散策路


 気分評価の結果  詳細データー(pdf:86.6KB)

20140713気分評価の結果


2014.7.13