このタイトルで、事務局だより毎号に連載しています。
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本日、森林整備事業部の年1回の総会が開かれました。作業に参加される方全員が一同に会する機会はこの日だけです。毎年、作業が始まる前にその年の作業範囲の確認や間伐作業の注意点、安全作業の徹底・確認などを行います。
来年度は40名が参加することになり、作業日約50日が予定されています。
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長い休みの後、4月18日に今年度初の作業が行われました。安全祈願のあと、駐車場で入念な体操を行い池の広場で服装や道具の点検を行い現場に移動。
作業前に現場の概要説明があり、今年度はかかり木になりやすい場所が多いことからチルホールの基本的な使い方の説明とチルホールを使っての実践練習を実施。
一本梯子を使って木にワイヤーを取り付ける作業は、初体験の方を主体に交代で何回か繰り返し注意すべき点を互いに確認し合った。
今年度も安全第一を念頭に、新部員2名を加えて40名で10haの間伐を目指します。
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5月も半ばを過ぎ吉田山の作業も本格的なシーズンに入りました。先日良い天気なのに霞がかかり、何かと思ったら松の花粉でした。
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最近部員の間でも安全に対する意識が一段と高まり、装備も変化しています。特に防護衣、以前は4〜5名位の着用でしたが今年に入って10名以上の人が使い始めました。
(写真の皆さんが着用しているのが防護衣)
しばらく前はエプロンタイプが主でボロボロに破れた現物が事務局だよりで紹介されたこともありましたが万全ではありません。 |
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防護衣には特殊繊維でできた防護素材が入っていて、動いているカッターが当たると瞬時に巻きついてカッターを止めるようになっています。
先日Kさんが防護衣を初めて着用して作業していた時、誤って太ももの部分にチェーンソーの刃があたる事故がありました。防護衣が正しく機能し脚を傷つけずに済みましたが防護衣が無ければ大怪我をすることでした。その後Yさんがエプロン着用で刃が当たり、下肢を傷つけ少し出血。幸い軽い傷で済みましたが次は分かりません。
最近の伐木特別研修では、防護衣の着用を基本としているようです。自らの身を守る保険としての着用をお勧めします。
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開始から二か月が経ち梅雨の季節ですが、何故か作業日は天気が続き中止の日が無く、お蔭で森林整備は順調に進んでいます。先月末から池の周りに場所を移動しています。池の周りは、場所が狭く倒した木が池に落ちると重機を使ったりして引き上げますが、泥土が枝に付くと臭くて閉口します。
根元が水につかっている木は矢崎さんが切りましたが、チェーンソーの刃が水しぶきを揚げる初の体験でした。
中でも地面から池の上に湾曲した白樺を処理した時は大変な苦労でした。水に浸かる可能性もあり皆尻込みをする中、加藤さんが池の上に伸びた木の上を伝わりワイヤーを上手く取り付けましたが、戻る途中バランスを崩し着水。白樺はその後重機で引っ張り無事処理出来ました。
地下足袋とズボンは、泥にマミレ臭くて大変だったと思います。大変な思いをした加藤さんには、暑気払いで思う存分生ビールを味わってもらおうと考えています。
池に近い歩道寄り内側の整備は終了し、見違えるように明るくなりましたので池に行く折は是非確認して頂きたいと思っています。この後歩道の外側を整備する予定です。
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前期の整備事業の終盤、市民の森を創る会が今秋休憩所建設を予定している横河口入口付近の立木を伐倒しました。その内4本の落葉松は根本が40〜60センチの大径木で根張りも大きく、安全・確実に倒すため根張り切りと芯切りを事前に行い無事伐倒。 |
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最終日は生憎台風の影響の雨で中止となりましたが、部員の皆さんの協力で予想以上に作業が進み、今季目標の間伐面積を完了することが出来ました。
そこで後期作業に先立ち、森林経営計画の範囲変更を申請していましたが、7月16日付で認められましたので夏休み後の後期は新たな計画に従って進めることになります。
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前期作業最終日の7月18日事業部恒例の暑気払いを19名の参加者で開催しました。会場は新事務所で、住宅地に囲まれており近隣の苦情と台風の影響の雨が心配されましたが何とか問題なく楽しい暑気払いとなりました。 |
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早いもので一か月の夏休みが終わり、8月19日後期の作業がスタートしました。初日は7名が参加して前期にやり残した場所の伐採を行い完了しましたので、22日以降は後期の計画範囲(7月に変更が認められた)を進めることとします。又、昨年天候などで苦労した反省から集材と伐採の組に分かれて併行して作業を行う計画です。
整備事業部ではこれまで間伐を続けて来ましたが、後期の計画範囲(下図:森林基本図の矢印部分)は70年生の区域なので主伐で対応します。
違いを少し説明します。
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| 間伐は森林の保育のために行う伐採で、主伐は、木材の利用のために行う伐採です。又主伐の中に皆伐と択伐があります。
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○
| 皆伐は文字通り一定の区域の樹木を全て伐採、択伐は森林状態を維持しながら必要な樹木を伐採します。
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主伐の対象林は5.44haの「その他広葉樹」林で、一部にコナラやカラマツがまとまってありますがほとんどが多種多様な雑木林です。また、傾斜地で作業道も開設できず、集材が出来ない箇所も出てきます。
これを踏まえ後期の整備事業は、30%の択伐を行うことにしましたが、作業は今までの30%間伐と同様に行います。
また、主伐の後は植林が原則ですが、天然更新で5年後の森林の状態を確認した後に植林を判断する方法も認められていますのでこの方法を採用します。
まだ日中はしばらく残暑が厳しいので、充分な飲み物を用意した上で整備作業に参加下さい。前期同様多数の参加をお待ちしています。
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8月下旬から停滞前線や台風の影響で雨の日が続き、整備作業も3回連続雨天中止などで停滞しましたが、それでも後期の計画範囲の伐採は進んでいます。
この辺(写真)は、2m、3mの大きさの石が縦7、80m、幅約20mに亘ってゴロゴロしているところで大変な場所でしたが、何とか終了しました。
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整備前 |
整備後 |
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後期の主伐エリアの集材は困難なことから、
10/9から二日間フォワーダをレンタルし重機と合わせて集材を実施しました。
道路から50m位の地点にフォワーダを設置し、50m位の範囲の材を一旦集めその後重機で道路まで
引き出す計画でした。
大きな石がゴロゴロある場所でしたので、石に引っ掛かり大変苦労しましたが、フォワーダは二日間で
約30本集材出来たので重機とほぼ同等の能力と感じました。重機とフォワーダは各々違った特長を
持っているので今後環境に応じた活用が期待できることが確認できました。今回借りたフォワーダは、
乱巻き防止機能が無くワイヤーを緩めた時のブレーキが利かなかったので引っかかった時は手間取ったのが
課題です。
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@フォワーダが登るのを重機がアシスト |
Aフォワーダが材を牽引 |
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10月下旬から頂上土場への搬出作業と、
間伐作業の整理を併行して行い10月末には測量を実施しました。
今年度の成果は、下記の通りです。搬出が難しい場所が多く心配されましたが例年並みの搬出率を
確保出来ました。一年間ご協力ありがとうございました。
・間伐面積 8.07ha
・搬出材積 179.4m3
・開設作業道 1094.36m
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これまでは重機作業の終了した後、近くの場所を借り自走して
冬の間停めていましたが、今年は新事務所に移すことにしました。
11月11日の作業の後、レンタルしたダンプに慎重に載せ無事新事務所の裏手に運び込みました。
初めての経験を実現したことにより、自前で活用できる幅を拡げることが出来ました。
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最終日は生憎雨で作業は中止になりましたが、納会は例年通り開催され18名が参加して大いに盛り上がりました。
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※宿泊組のメンバー |
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事業部として最後のイベントである、
地方事務所による現地検査が、12月10日にありました。大北問題もあり従来は茅野市担当の方が
検査しましたが、地方事務所から2名と市役所からも1名参加して厳しさが予想される中で行われました。
矢崎さんと井村悦さんにお手伝い頂き助かりました。
検査員も、ベテランの方で補佐を従え細かい事実データを丁寧に集めていて役所内のプレッシャーも
大きかったことを感じました。
今年開設した作業路の始点から終点まで歩きながら、幾つかのポイントで作業路の幅と各ポイント間の距離及び
作業路の仕上がり状態が確認されました。
途中二か所で一定の範囲内(10m四方)の間伐が適切かのプロット調査で、伐採した本数と残存の本数の割合と
材積の割合が30〜40%に収まっているかを確認。
検査の結果、作業路は水抜きが正しく行われていることで評価され、間伐状況も適切であることで合格の判定を聞き一安心でした。
一方、間伐域内の沼地やほとんど立木の無い場所は、『除地』と呼び間伐域から差し引くよう指導を受けました。
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一年間間伐へのご協力感謝します。2015年の間伐面積は、7.87haでした。
間伐域は地図で確認下さい。
なお事業部のオフシーズンも今月で終わり、3月26日の会議のあと4月から来年度の
間伐作業を開始します。間伐面積は10haが目標で今年度同様斜面が多く、
搬出は困難が予想されます。来年度も大勢の参加をお待ちしています。
参加予定者は、しばらく休んでいたチェーンーの点検整備と装備の点検をお願いします。
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○2015年度間伐域(※部分は一部先行で間伐) |
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