平成 15 年度総会[5月25日(日) 幹事会]
会場および時間 茅野市役所7階会議室 12:30〜13:20
参加者人数 41 名(会員のみ)
事業内容
(1) H14 年度事業報告 (2) H14 年度収支決算 (3) H15 年度事業計画(案)の説明
(4) H15 年度予算(案)の説明 (5) 会則の改正
平成 15 年度総会[5月25日(日) 幹事会]
会場および時間 茅野市役所7階会議室 12:30〜13:20
参加者人数 41 名(会員のみ)
事業内容
(1) H14 年度事業報告 (2) H14 年度収支決算 (3) H15 年度事業計画(案)の説明
(4) H15 年度予算(案)の説明 (5) 会則の改正
講演会[5月25日(日) 幹事会]
会場および時間 茅野市役所 8 階大ホール 15:00〜17:00
参加者人数 86 名(会員・一般)
事業内容
演題:「日本の森林再生への道 −住民の役割−」
講師:KOA森林塾 島崎 洋路 氏
森林青空教室(森造り講習会)[6月8日(日) 森づくり部会]
会場および時間 吉田山 市民の森 9:30〜15:30
参加者人数 19 名
事業内容
(1)学習会:間伐とは
(チェーンソーの使い方、間伐の進め方(3 班に分かれて選木の実習))
(2)実習:間伐作業実習(3 班に分かれての実習)
感想等
・諏訪林業振興会の森林青空教室の後援という形での森づくり講習会となった。
・講師に言われた木を間伐するのではなく、どの木を切ったら良いのか、どの木を残せば
良いのか、木の高さより割り出し自分達で選木した木の間伐作業を行い、参加者の評判も
良かった。
研修会[6月12日(木) 学習部会]
会場および時間 市役所 7 階会議室 18:30〜
参加者人数 42 名
事業内容
研修会:信州大学出前講座「暮らしを守る森林」
講師:信州大学農学部森林科学科 教授 北原 曜 氏
森林の公益的機能の重要性、個別公益的機能の特徴やその維持に必要な森林施業に関し
て、茅野環境にやさしいまちを創る市民の会里山条例検討部会と合同で研修会を開いた。
1992 年の国連環境開発会議以来、森林の公益的機能に関して「持続可能な森林生態系の管
理」の問題が大きくクローズアップされて来ている。講座では、森林の個別公益的機能と
して、森林における水循環と水源涵養、洪水調節機能、森林の表面浸食防止機能や崩壊防
止機能等についてその特徴および林業施業上の留意点について学習した。公益的機能の重
要性や保安林における林業施業のあり方など、暮らしを守る森林の大切さや対応について
学ぶ大変よい機会となった。
配布資料:暮らしを守る森林−災害を防止し環境を保全する森林− (信大出前講座)
感想等 今日では「森林はお金にならない」と言うことで森林が放置されたり、整備の遅れ が問題となって来ているが、森林の公益的機能と言う点では、社会全体で「持続可能 な森林生態系の管理」について取り組む体制づくりが重要になる。
第 3 回森林観察会[6月21日(土)、6月22日(日) 森林観察部会]
会場 黒百合ヒュッテ周辺
参加者人数 18 名
事業内容
八ヶ岳山麓の地質、火山の勉強会、樹木の観察会
講師:永沼 治 氏
感想等
身近な山である八ヶ岳の地質、火山の勉強をすることにより、いっそう興味を持つ八ヶ
岳になり、幅広い市民の方々にも身近な山である八ヶ岳を知ってもらいたく今後も勉強会
を継続的に行っていきたいと思う。その事によって森林文化の会の位置付けを広めたいと
思う。
第1回森林整備作業[7月27日(日) 森づくり部会]
会場および時間 吉田山 市民の森 7:30〜15:00
参加者人数 19 名
事業内容
(1)樹木の勉強会:樹木の観察と識別の基礎講座
(2)つる切りと下草刈:鋸を使ってのつる切り、刈払い機を使っての下草刈り
(3)森の診断:間伐のための準備、選木の方法
感想等
・普段教えて頂く機会のない鉈の使い方を腰ひもの縛り方から教わることが出来た。
・森の診断では前回の森づくり講習会の選木の方法について少し詳しく行った。
・実際に木を倒し木の高さや面積を測り・木の本数を数え現状の混み具合を把握した
上での選木作業を行った。
学習会「身近な森林の整備と課題」[8月2日(土) 学習部会]
会場および時間 茅野市公民館(茅野市文化センター)生きがいサロン 18:00〜
参加者人数 18 名
事業内容
学習講座:「身近な森林の整備と課題」
講師:諏訪森林組合 事業課長 小池 義仁 氏
私達に身近な地元における森林整備の状況や課題について学習会を開催した。小池講師
には、諏訪森林組合での仕事を通して見た八ヶ岳周辺の森林整備の現状と問題点について
お話をいただいた。材木価格が低く山がお金を生まないために森林の整備が大変に難しく
なっている。森林組合においては、民業としての事業展開が問われてきており、採算性な
ど大変に厳しい状況下で仕事をしている。財産区や林野組合の森林整備は補助金の活用に
より進められている。個人所有林については、所有者の世代交代や地元不在と言う状況の
中で森への関心が薄れて来ており、境界確認などが困難になり整備が大変に難しくなって
いる。このような状況下で森林整備を進めて行くには、木材価格をアップ出来るような新
しい取り組みが不可欠であり、間伐材の利用も含め経済効果を伴う新たな木材活用が課題
となっているなど、森林整備の現状と課題が示された。森林整備の厳しい現実を知り、そ
の対応を考え学習するよい機会となった。
配布資料:茅野市森林整備計画書(複写)
広報ちの No. 594
諏訪森林組合パンフレット
諏訪森林組合だより第 41 号
諏訪森林組合だより第 43 号
平成 15 年度森林整備技術者フォローアップ講座募集案内
新聞記事抜粋 信濃毎日新聞 森林整備「県民参加で」(2003.7.25)
信濃毎日新聞 新発想「実効性に課題」(2003.7.25)
感想等 木材価格や個人所有林の問題など、森林の整備遅れや荒廃の問題はますます深刻化して 行くように感じた。個人や地域を越えて社会基盤整備としての森作り検討が必要となって 来ている。
第 4 回森林観察会[8月24日(日) 森林観察部会]
会場 八ヶ岳西岳周辺
参加者人数 26 名
事業内容
西岳周辺の樹木の観察会
講師:平出 暢 氏
感想等
・学術的に貴重な「八ヶ岳トウヒ」の今後の生育を見守りたい。
・営林局と協同し、歩道の整備を含め施設の充実を図り多くの市民に八ヶ岳トウヒの存在
を認識してもらうようにしたい。
第 2 回森林整備作業[9月6日(土) 森づくり部会]
会場および時間 吉田山 市民の森 7:30〜15:00
参加者人数 19 名
事業内容
講師:KOA森林塾 川島 氏、両角 裕次(森づくり部会員)
(1)森の診断の復習及び勉強会:カラマツ材について、間伐について
(2)道具の豆講座:チェーンソーの構造と目立ての方法
(3)間伐と造材の実習:レベルに合わせての作業、間伐材の片付け
感想等
・KOA森林塾の川島さんを講師に招き、勉強会及び間伐と造材の実習を行った。
・レベルに合わせての実習では、参加者ひとりひとりのチェーンソーの扱い方が行う前と
行った後では、違って見えるほど動きが良くなったように感じた。予想以上に参加者が集
まり良い講習会となった。
学習会「森林のバイオマス利用」[10月2日(木) 学習部会]
会場および時間 茅野市公民館(茅野市文化センター)生きがいサロン 18:30〜
参加者人数 21 名
事業内容
学習講座:「森林のバイオマス利用−木と薪ストーブ−」
講師:カントリーホーム代表 宮川 邦彦 氏
森林バイオマスのエネルギー利用に関して「木と薪ストーブ」について学習会を開催し
た。最近の薪ストーブについては、アメリカでのストーブ排ガス規制の取り組みや2次燃
焼機構等の導入などにより、その性能が今日の住居環境に適合した空気を汚さない使いや
すい暖房器具となって来ていることが紹介された。ストーブ暖房の特徴は、部屋の装飾機
能、炎の安らぎや太陽光に近い暖かさが大きな魅力となっている。ストーブ利用では、煙
突の長さや過熱防止など適正な器具の設置、また、上手な着火や空気調整がポイントとな
っている。使用する薪については、従来から利用されて楢材などだけでなく、乾燥を十分
取ることにより落葉松などの間伐材の利用を進めることができることが示された。出席者
からは、ストーブ利用の条件や薪の入手やコストに関する質問があった。これらの点に関
して、間伐材などの山林内の残置木材等の有効利用や薪情報ネットワークの構築など、こ
れからの課題も多く残されていることが確認された。
配布資料:森林バイオマスの利用と森林整備(学習部会作成)
感想等
今日の技術水準からすると、まだ多くの改善点や機能追加の可能性を薪ストーブは残し
ている。森林バイオマス利用の上では、比較的設置が容易なストーブの利用に関心が集ま
るところであるが、より使い易く安全で気楽に使える価格の薪ストーブの出現に期待した
い。
見学会[10月5日(日) 学習部会/森林観察部会]
会場 木祖村水木沢天然林、県林業総合センター
参加者人数 21 名
事業内容
天然林として貴重な森林の観察会、県林業総合センターの見学
感想等
・森林観察を行なう場所としては適当な場所であり、今後の当会の森林整備にあたり充分
参考になりうる森林であったと思う。
・天然林を上手に観光資源として利用していると思われるし、当地域において創る場合の
モデルとなりうると思う。
・一般市民の方も興味を持って参加していただけたと思うので、今後もこのような観察会
を実施したいと思う。
・県林業総合センターは、広い意味で森林体験のできる施設ですので、多くの市民の方々
に参加を願い森林に興味を持ってもらいたく再度見学したいと思う。
第 3 回森林整備作業[10月19日(日) 森づくり部会]
会場および時間 吉田山 市民の森 9:00〜15:00
参加者人数 16 名
事業内容
講師:吉川 宏、藤本 智、両角 裕次(森づくり部会員)
(1)森を楽しむ:きのこ取り、きのこ汁での昼食
(2)道具の豆講座:鉈の磨ぎ方
(3)森を楽しむ:丸太切り、木登り、クラフト
感想等
・森造り部会のお祭り企画としての第 3 回森林整備作業
・天候不順できのこの出来が悪く、きのこ汁になるか心配しましたが、大勢で山に入れば
それなりに収穫出来家に持帰ることも出来ました。
・一日を森の中で楽しむことが出来良い企画になったと思います。
第 4 回森林整備作業[11月8日(土) 森づくり部会]
参加者人数 12 名
事業内容
きのこの原木づくりと薪づくり:幼木の採取、下払い、間伐、きのこの原木に玉切り
感想等
・第 4 回森林整備作業は、講習会的な要素の少ない文字通り森林整備作業となった。
・3 月に行われるきのこの菌打ち講習会用の原木を間伐材で作る作業を行った。
・きのこの原木の他に薪も作る予定でしたが、薪づくりは行えずきのこの原木づくりのみ
に成りました。
・原木を道路まで出すのが思ったより重労働でした。皆さんの力を借りて予定量の原木を
準備することが出来ました。
きのこの菌打ち講習会(茅野市共催)[平成16年3月6日(土) 森づくり部会]
会場および時間 運動公園第2駐車場 9:30〜13:00
参加者人数 84 名(一般市民、会員)
事業内容
(1)しいたけ原木菌打ちと管理の仕方
講師:伊藤 栄治(森づくり部会員)
(2)菌打ち作業
指導員:茅野市役所農林課林務係係長 長田 時男 氏
伊藤 栄治(森づくり部会員)
5 班に分かれ菌打作業を行った。
宮川四区林野組の間伐材を利用しクリタケ・ナメコの菌打作業を行った。(文化の会)
感想等
・子供と一緒にきのこの原木造りを通し森とのかかわり合いを考える機会になれば良い。
・原木の太さが揃わないが間伐材を利用した菌打講習会として行きたい。
2022.2.24