森づくり部会・作業研修会[8月26日 森づくり部会]
対象: 会員
場所: 市民の森(吉田山)
内容: 集材、製材研修
森づくり部会・作業研修会[8月26日 森づくり部会]
対象: 会員
場所: 市民の森(吉田山)
内容: 集材、製材研修
「集材と製材作業」に参加して
学習部会 会員
去る8月26日、吉田山で開催された「集材と製材作業」の実習では、「移動式簡易
製材機」を用いた現場での製材作業と間伐材の搬出作業を体験することができました。
このヨーロッパ製の製材機を使用すれば、決して条件が良いとはいえない野外でも、
ミリ単位の正確さで製材することが可能なことを知り、改めて林業先進国の技術の
高さに感心しました。
一方集材実習では、山中から玉切りされた材を林道まで引き出し、軽トラックに
積み込むという作業を特殊な機器なしに、トビ、ロープ、「トチカン」などを用いて
行うというものでした。ロープの付いたトチカンを両方の木口に打ち込み、うまく
制御しながら材を引き出す、100 kg 以上の材をロープやトビを操りながら荷台に引き
上げる、積んだ材をロープで締め付けて荷台に固定するなど、小さな力で重量物を取り
扱う知恵には多くを学びました。
久しぶりの森林作業に戸惑うことも多い一日でしたが、工場など条件の整った環境
とは異なり、自然を対象とする森林作業では先進的技術と先人の知恵との組み合わせ
が大切であることを再認識いたしました。
(平成19年 8月)
(緑の防人ニュース第2号掲載)
2007.8.26