活動実績報告


炭焼き講習会[12月4日〜13日 森づくり部会]

対象: 会員
場所: 市民の森(吉田山)入り口

今年2009年も「森づくり部会」主催の炭焼き講習会を実施しました。
総勢19名の参加者により、12月4日から13日にかけ、例年通り地元の伊藤氏の炭焼窯をお借りして行いました。
今年も、恒例の"豚汁&きのこ鍋パーティー"で交流を深めつつ、全員の力で、立派なコナラ材の炭を焼くことができました。
[&nbsp実績&nbsp]
    炭材重量(インプット) 1,244kg …  a
    製炭重量(アウトプット) 259kg …  b
    製炭率 20.8% …  b/a
    燃焼時間  96時間

ハイライト

12月4日(金)
準備作業

集合 窯壁の空燃焼(胴やき) 煙突の設置

■炭焼窯の形状  幅120cm×奥行き210cm×高さ110cm
奥に膨らんだ楕円を底面とした半円形のドームで、手前に火袋(焚口)を設け、奥に煙突を設置します。
焚口で薪を燃やし、その熱気を炭材を積込んだメインスペース(炭化室)に送り込みます。床面は空気が流れやすいよう奥に向かってやや昇りになっています。

炭材(コナラ)の調達 計量
窯への積込み

■炭材の積込み方法
小枝を床に敷きつめ、その上に長さ90cmに切ったコナラの丸太を垂直に立てかけていき、 上面の隙間には割った薪を詰めます。焚口をつくるスペースを残して、隙間なくいっぱいに積込みます。

火袋(焚口)の作成 … 奥の壁 (炭化室と焚口の間)
火袋(焚口)の作成 … 手前の壁 (焚口と外の空間)

■火袋(焚口)の作成方法
耐火レンガを積み、赤土を水で練った泥をセメントようにして、壁を作ります。
奥の壁(炭化室と焚口の間)は、天井に熱気が通り抜ける空間を残します。
手前の壁(焚口と外の空間)は、地面に小さな送風口、および薪を投入するための窓を開けておきます。ここは、燃焼中は鉄板の蓋で覆います。


12月5日(土)
火入れ

薪投入 拝礼 点火

夕食風景    

〜 12月8日(火)
燃焼

■焚口当番の仕事
燃焼中は火を絶やさないよう、つきっきりで薪を補充します。(薪は主にカラマツ、ここぞという時はコナラ)
今回は、深夜0時から翌朝6時まで、薪の補充を休止しましたが、ほとんど温度の低下もなく、問題ありませんでした。 そのあいだは、コナラの薪を目いっぱい詰め込み送風口を絞っておきます。

煙突 木酢液の採取 夜景

12月9日(水)
精錬・窯止め

煙が透明になる
煙突封鎖 燃焼口封鎖

12月13日(日)
窯開き

燃焼口を掘り出し、出来上がった炭を取り出す 「緊張の一瞬...」
今年も立派な炭ができあがりました!
計量 袋詰め 後片付け
最終日 集合写真 「来年も宜しくお願いいたします。」

参加者の声

募集中

2009.12.13