きのこの菌打ち講習会(茅野市民向け) [3月27日 森づくり部会]
場所: 茅野市運動公園 焼肉広場
講習会の参加: 43名
会員: 15名(スタッフとして参加)
茅野市から委託された事業として、茅野市民向けの「きのこの菌打ち講習会」を実施しました。
ご年配の方から小さなお子さん連れまで多くの方に参加して頂き、とてもにぎやかな講習会になりました。
八ヶ岳森林文化の会の会員は、講師やサポートスタッフとして参加しました。
市民の森(吉田山)から切り出したコナラの間伐材を「ほだ木」に利用。
参加者の方々に、ひとり3本を割り当て、実際に電気ドリルで穴を開け、
シイタケの菌が浸み込んだ棒駒をハンマーで打ち込む作業を体験して頂きました。
挨拶の後、まず講師からシイタケの菌打ちと手入れについて説明と実演。
重要なのは「ほだ木」を家に持ち帰ってから、"いかに丁寧に世話を焼くか" とのこと。
みなさん脇目も振らず作業に集中し、1時間あまりでたちまち全工程が終了しました。
実を言いますと、
今回提供した吉田山のコナラの原木は、ほぼ樹齢40年超の古木ばかりです。
太い枝の部分を利用しましたが、「ほだ木」としてはあまり良いものではありません。
本当は15〜25年生のコナラの幹の部分が最適なのですが、吉田山にはあまりありません。
継続的に間伐等の手入れをしてこなかった結果、森のコナラは古木ばかりになってしまいました。
近隣のホームセンターで見かける「ほだ木」は、伊那ないしは県外産のもので、高価な値札がついています。
美味しいシイタケを手に入れるためには、
何十年も先を見据えた森作りから始めなければならない、
という現実があることを理解していただけたら幸いです。