事業報告


きのこの菌打ち研修会(会員向け)

〜きのこの菌打ちの技術を習得しよう〜    [森づくり部会]

日程: 3月24日(日) 11時〜12時
場所: 茅野市運動公園 焼肉広場
参加者: 会員 20名

菌打ち講習会に引き続き、会員向けにきのこの菌打ち研修会を実施しました。市委託事業として実施する市民向け「きのこの菌打ち講習会」を支えるスタッフを養成する研修です。今回は、シイタケとクリタケの菌打ちを行いました。

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トピック


● 菌打ちの工程
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@ドリルで穴を開ける A菌駒を差し込む Bハンマーで埋め込む
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電動ドリルと菌駒 菌駒アップ
大きさが規格化されている


きのこの菌打ち豆知識

菌駒は等間隔に適正な量を打ち込むこと。沢山打ち込んでも生えてくるきのこの量は変わりません。菌駒がもったいないだけです。

ドリルを使うとき、軍手をしていると回転しているドリルに軍手が巻き込まれる恐れがあります。 安全のため素手で作業するか、手袋をする場合は革製のものにすべきです。

垂直方向に菌駒を打つ間隔は約20センチが目安です。成人男子の場合、掌をグッと開いて親指の先から小指の先までが大体20センチなので、それを目安に。

菌駒を打ち込んだ状態で駒の先に少しの空間が必要です。ドリルの長さは、駒の長さプラス空間の長さに設定されています。ドリルで穴を開けるとき、刃先を奥まで差し込まなければなりません。

菌駒に雑菌が付着しないよう注意が必要です。一度地面に落とした駒は雑菌が付いてしまうので使わないで捨てます。ブルーシートを敷いていても同じです。

ほだ木の節や傷の部分には多めに菌駒を打ち込みます。すでに雑菌が入る込んでいる可能性が高いので、きのこ菌を多めに投入して雑菌を打ち負かします。

そして、一番大事な工程はこの後の仮伏せです。ここで丁寧に世話をするかどうかで決まります。一ケ月から一ケ月半、直射日光に当たらない排水の良い場所に仮伏せをします。あまり乾燥させないよう、雨天の日には雨にあて、晴天が続くようなときは水を撒いてください。
仮伏せがうまくいくと、ほだ木全体にきのこ菌が回ります。こうなれば立派で美味しいきのこを楽しめること間違いありません。

参加者の声

募集中

2013.4.18