事業報告


伐木技術基礎講習会

〜森林作業基礎2日コース〜    [森づくり部会]

日程: 2014年 4月6日(日)/4月13日(日)
場所: 茅野市青少年自然の森/市民の森(吉田山)
受講者:10名、スタッフ:9名

010.jpg 昨年に引き続き、4月の6日と13日の2日間にわたり一般参加者を対象とした初級者向け伐木基礎講習会を開催しました。本講習会では、受講者が実地訓練を通して、間伐にかかわる技術を習得しながら、実作業を沢山積んでいただけることが特色です。受講した方々がこの経験をきっかけに里山の森の豊かさをますます感じ理解していいただくようになれば幸いです。


トピック


講習1日目  茅野市青少年自然の森

午前は、加藤・森林整備事業部長が講師となり、伐木技術の基礎、安全教育について、DVDを見ながら学習しました。
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午後は屋外でチェーンソーの操作やメンテナンスにいての講習。伐り出した材を使っての玉切りや、伐木の基礎である受け口・追い口の作り方の練習をしました。途中から季節はずれの雪が舞う厳しい天候となりましたが無事カリキュラムは終了しました。
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講習2日目  市民の森(吉田山)

好天に恵まれた2日目は市民の森(吉田山)に入り、今年の間伐予定地で立木の伐倒から枝払い・玉切りまで一連の作業を実際に行いました。インストラクタがほぼマンツーマンで受講者にあたり、安全に作業するための基礎技術を指導しながら時間の許す限り伐木作業を体験していただきました。

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吉田山頂上に集合
器具の説明
間伐する森の観察

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  講師による伐倒のデモンストレーション

受講者の伐木実習
間伐が必要な荒れた森は、足場が悪い、立木が混んでいてかかり木になりやすい、つるが絡んでいる、傾斜木が多いなど作業に厳しい状態ですが、その中で一人3本4本と多くの伐倒を行うことができました。

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参加者の声

会員 新井ちひろ

伐木講習会に参加して

4月6日、13日に、森林文化の会の伐木講習会がありました。 以前から自分でチェーンソーを使いこなせるようになりたい、 木のことを学びたいと思っていました。 2日間にわたって、 道具の使い方や木の切り方など、 丁寧におしえていただきました。 新しい世界が広がっていくようで、 面白かったです。 とくに、チェーンソーの歯の研ぎ方を 身につけられたことがうれしかったです。 自分でメンテナンスをできるようになったことで、 一気に道具への愛着を感じるようになりました。 あと実際に森に入ってみてわかったことは、 その木の性格をつかむだけでなく、 周りの状況もよく見えてはじめて どこに倒したらいいか判断ができるということです。 その判断が、私にはまだまだ難しかったです。 これからもっと、木や森を学び、道具を大切にして 経験を積んでいきたいです。