事業報告


子供達の森の体験U [8月3日 森林観察学習部会]

〜夏休みに家族でのんびり楽しむ森の観察〜

色々

日程: 8月3日(月)
場所: 茅野市 市民の森
参加者: 30名(子供16名 父兄10名) 4名(スタッフ)

 昨年は、月例観察会の若いメンバーからの要望で、月例観察会の特別プログラムとして実施しましたが、「来年も」という要望もあったので、今年から夏の子供向け事業となりました。
 昨年の参加者の口コミの効果もあり、11家族(当日2家族キャンセル)の申し込みがありました。親も含めると26名の参加となりました。
 今回は、オランダ、甲府、東京、茅野と各地に住んでいる子、3歳から6年生までの幅広い年齢の子が集まり、性別を問わず、入り乱れて一緒に遊び、学ぶことが出来たのは、いい経験になったのではないかと思います。
 スタート前に、ムシの探し方のポイントを少し勉強して、全員、虫取り網を持って張り切って出発しました。途中、水車小屋では、トラップを仕掛け、エゾエノキの木ではオオムラサキの生活史を学習、植林地では甲虫捜し、などをしながら池まで歩きました。
 昼食後は、みんなが採集した昆虫のお披露目と同定。
そして、今年も一番の人気の昆虫レース。どの子も、真剣に出場昆虫(爬虫類の子もいた)を選び、声援を送っていました。今年の話題の選手は、シャクトリムシ。スタートは遅れたものの、着々とコースを進む姿を、皆で観察しました。観察、レース後に、採集した昆虫はすべて放してあげました。
 池からの帰りも全員駐車場まで歩く予定でしたが、時間も遅れ気味、小さなお子さんもいるということで、希望者は駐車場まで車で搬送しました。
 それでも、名残惜しく駐車場まで観察しながら歩くという家族もありました。
 大変暑い日にも関わらず、子供たちは元気で、全員、怪我もなく、体調も崩さず終了することが出来ました。
 我々のプログラムでは、家族で自然を楽しむアイディアを提案することに努めました。「昆虫のかんさつ」という小冊子の配布、廃品利用で作成できるレース場など参考に、帰ってからも家族で楽しんでもらえたらと願っています。

トピック


 スタート前にちょっと勉強

昆虫は、どんなところに住んでいるのだろう? 食べ物は? などなど。真剣に聞いていました。

ちょっと勉強

昆虫網を貰って、網の使い方を教えてもらいます。

昆虫網 網の使い方
大きな子には大きな網、小さな子には小さな網

 さあ、出発!

どんなところに昆虫がいるか、教えてもらいながら、昆虫採集。

昆虫採集 昆虫採集 昆虫採集

トラップ


チョウが通りそうなところに、トラップ(罠)をかけてみました。
結果は、帰りにチェックしましたが、何も採集できませんでした。

エゾエノキ


エゾエノキの木の所で、この木を食樹としているオオムラサキの一生の話を聞きました。

池までの道を家族で協力して採集をしながら、元気に進みました。

採集 採集 採集

 池に到着

都会の子も、地元の子も、年齢のちがう子も みんな、すぐに友達になりました。

すぐに友達

昼食は、家族で楽しく。

昼食

 採集した昆虫は?

 皆が採集した昆虫の名前を教えて貰いました。

昆虫同定会 昆虫同定会 ママの帽子
昆虫図鑑も調べました。 ママの帽子は昆虫いっぱい

 お待ちかね 昆虫レース!!


高学年の子供たちにレース場の飾りを作ってもらいました。

レース場作り レース場
分担して飾り付け 完成!
昆虫レース


昆虫の特徴を調べて、レースに適した選手(昆虫)を選んで参加です。


昆虫レース


昆虫だけでなく、アマガエルなども出場して、大盛り上がりでした。

レースが終了したら、採集した昆虫など、すべて森に返しました。


 無事終了

子供たちは、「来年もね〜!」と帰って行きました。


 おまけ

通り道には、こんな花が咲いていました。
クサギが咲いているエリアでは、カラスアゲハらしき大形の蝶が飛来しましたが、その素早さで、子供たちの虫捕り網には掛りませんでした。 子供たちは口々に「すげー! 速い」

クサギ ツルリンドウ タマアジサイ
クサギ(臭木) ツルリンドウ(蔓竜胆) タマアジサイ(玉紫陽花)

2015.8.3