月例観察会  (H23年度)


  毎月1回の、市民の森を散策し、楽しみながら、生態観察をしよう! という有志の気楽な会です。

2011.6.7 

 今回は、12日の大木先生を招いての観察会の下見を兼ねています。観察ルートのチェック、確認したい樹木には荷札を付け、観察会に供えました。月例観察会も2回目なり、写真を撮る人、記録する人、作業分担ができてきました。

遊歩道

 サワフタギが満開です。サワフタギには必ずと言っていいほどいる虫、シロシタホタルガの幼虫。食草がサワフタギです。この虫がいたら、それはサワフタギ。

サワフタギ シロシタホタルガの幼虫

天気に恵まれ、爽やかな森を楽しみながら廻りました。この観察会も一般の方で参加したいという声も聞こえます。第3回市民の森観察会も終わり、次は11月です。市民の森の季節の変化は、月例観察会で楽しみましょう。


2011.7.12 

 暑い日でしたので、開始時間を早めて8時から観察を開始しました。森は、夏真っ盛り。クスサンなど蝶・蛾の幼虫、池のほとりでは、沢山のヤゴの抜け殻が見られました。
今回の収穫はオオムラサキ。この森での初めての観察です。羽が一枚欠けていましたが、その色は美しいものです。

遊歩道 オオムラサキ

2011.8 

 8月はお休みします。


2011.9.13 

キバナアキギリ

ミゾソバ、アケボノソウなどを観察しながら、夏の終わりの市民の森を歩きました。サワフタギには瑠璃色の実が沢山ついていました。そろそろ、秋の気配。駐車場の脇から入る沢沿いの遊歩道のキバナアキギリを確認に行きました。毎年、1,2株確認するだけでしたが、群生していることが分かりました。

 市民の森を創る会が製作していました水車小屋は本誌「市民の森通信」欄で案内があり、NHKのニュースでも放送されましたのでご存知の方も多いと思いますが、完成していました。お披露目は、市民の森の行事・育林祭のときにされるそうで、お披露目前ですが見せて頂きました。現在は、自転車の廃品利用で発電を行っています。ここで発電した電力は、炭焼きの時の照明などに利用されます。小屋内も4畳半ほどあり、雨の日、寒い日の炭焼き番に役立ちそうです。

水車小屋 小屋内の発電の仕組み
外観 小屋内の発電の仕掛け

2011.10.11 

 今月の月例観察会は市民の森での観察を中止にし、急遽、観察会メンバーで市民の森ガイドブックに掲載する植物の選定、原稿の確認を行いました。
ガイドブックはワイド101.6×180.6mm 版144ページです。そのうち77ページが植物ガイドになります。それでも今まで観察・記録した写真はすべては収録できません。何を載せて何を削るか、大いに議論して77ページに削りました。 ガイドブックも12月1日印刷所入稿に向けて最後の追い込みに入りました。


2011.11.1 

 今年最後の月例観察会は天気に恵まれ、頂上見晴台からは富士山を見ることができました。見晴台で富士山を眺めながらの昼食はなかなか豪華な気分です。

富士山

 頂上広場では、リンドウが沢山観察できました。 そして、ここ数年観察できず心配していたリュウノウギクを思わぬ所で多数観察できたのも収穫でした。

リンドウ リュウノウギク
リンドウ リンドウ科 リンドウ属 リュウノウギク キク科 キク属

 今年度までの観察成果をまとめて収録した市民の森のガイドブックもいよいよ12月1日に印刷所へ入稿です。発行は来年3月1日の予定です。お楽しみに。

2011.7.1