毎月1回の、市民の森を散策し、楽しみながら、生態観察をしよう! という会です。
観察結果は、市民の森を散策される方への情報発信と、樹木の名札掛けをします。
今年は、各人テーマを持って、「森の楽しみ方」を見つけます。
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2015.4.21 |
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前日まで予報は雨。雨の場合の座学をする場所の手配やら、連絡やらで、てんてこ舞いでしたが、開けてみれば雨は上がりました。予定通り市民の森集合で散策にしましたが、この季節とは思えない寒さでした。
今年の新人さんは、男性が3名、ご夫婦が2組で、合わせて26名のメンバーでスタートします。今年は、野鳥に詳しいメンバーが入られたので、植物、昆虫、野鳥と観察範囲が広がりました。この日は、雨上がりで昆虫は少なかったのですが、鳥は21種観察できました。
月例観察会も今年で4年目に突入します。今年は、テーマを「市民の森の楽しみ方」として、年間を通しての観察ならではの楽しみ方を皆さんと一緒にまとめていきます。
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観察会風景 |
陽だまりでの自己紹介 |
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カケスの羽 |
アケボノスミレ(曙菫) |
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月例観察会 4月の掲示(PDF:558KB) |
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2015.5.19 |
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今回もまた、前日まで予報は雨。雨の場合の座学をする場所の手配やら、またまた、てんてこ舞い。しかし、今回も開けてみれば雨は上がりました。
今回のコースは、駐車場から沢沿いの小径を通り頂上へ、頂上付近をじっくりと観察して駐車場まで戻るとしました。今年は、余り広範囲を歩かず、その季節一番の見所をじっくり観察することにしました。
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観察会風景
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今回の収穫は、産卵しているアサギマダラを観察することができました。アサギマダラは飛び回りながらイケマの葉裏に1個づつ卵を産み付けていました。
「飛び回りながら、どうやってイケマであることが分かるんだろう?」みんなの疑問です。駐車場から水車小屋の上あたりまでに生えているイケマの葉を裏返しすると、結構な確率で卵が付いています。
どんな生き物もそうですが、アサギマダラも子孫を残すために頑張っていますね。うまく成長してくれることを祈って観察を続けます。
今年のメンバーの中には、車山でガイドをしたことがある、八島湿原でインタープリターをしているなどの経験を持つ方もいらっしゃるので、高原と里山の違いなどにも着目して観察ができそうです。
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オオムラサキの幼虫 |
アサギマダラの産卵 |
ヤブデマリ(藪手毬) |
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月例観察会 5月の掲示(PDF:530KB) |
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2015.6.16 |
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今月の観察のメインは、北コースのコアジサイ、ハクウンボク、ネジキの花の予定でしが、ハクウンボクは下見の時点で既に散っていました。
月例観察会は、散策しながら、見つけたものは、植物、野鳥、昆虫(毛虫、芋虫、アブラムシに至るまで)の区別なく、何でも観察ですから、とても市民の森を徒歩で一周は難しい。
今回は、頂上まで車で移動し、ここから徒歩で北コースを池まで下り、池で昼食後、野鳥の小径を通り駐車場へとしました。
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斜面一面のコアジサイの群生は、景色、香りを堪能し、満開の可憐なネジキの花は、皆さん初めて見られたようで写真を撮られていました。先月はイケマの葉裏にアサギマダラの卵を観察しましたが、その卵も今月は黒、白、黄色の独特の模様の幼虫となっていました。今後も、終齢幼虫、蛹、羽化と観察できるのを期待しています。 |
コアジサイの群生の鑑賞
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その他にも、ミヤマウグイスカグラの熟した赤い実の試食、鳥に詳しいメンバーの方が鳴き声を聞いたという19種の野鳥と、盛り沢山。
帰り道の野鳥の小径で雨が降り始め、大急ぎで駐車場に戻って、四阿で雨宿りしながら、纏めの会をして早めの終了としました。
市民の森での観察会では、登山用の雨具を持ってこられる方が多いようですが、市民の森では、折り畳み傘が有効だと感じました。
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コアジサイ(小紫陽花) |
ネジキ(捩木) |
アサギマダラ幼虫 |
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月例観察会 6月の掲示(PDF:525KB) |
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2015.7.21 |
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7月はさぞ色々な花が咲いているのだろうと思いがちですが、7月の半ばを過ぎるとトピックとなりそうな花がありません。暑くて虫も木陰でお休み、花を咲かせても虫が来なくては…と言うのでしょうか。
かろうじて、ホタルブクロ、イケマ、ダイコンソウ、キツネノボタンなどが観察できました。
昆虫では、羽化したばかりでまだ緑のエゾゼミを観察できました。1時間後に再度見た時には、いませんでしたので、無事、飛び立ってくれていればいいのですが。
先先月はイケマの葉裏にアサギマダラの卵、先月は黒、白、黄色の独特の模様の幼虫を観察しました。今月は蛹です。昨年、見つけた蛹が羽化することができませんでした。その原因は観察者が「まだか、まだか?」と葉を動かすことが不味かったのでは?という反省から、今年は、そっと見守ることにしました。
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昨年から観察会に参加している3歳のけいちゃんが、今月から復帰しました。皆と一緒に昆虫の写真を撮ったり、ガイドブックの写真と比べたり、こちらの成長も楽しみです。
月例観察会は、老若男女、皆で楽しみながらの動植物の観察を目指しています。そのため、無理のないコース選択に毎回頭を悩ませています。
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けいちゃんも観察
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歩く距離を短くして、見る物を多くしたい。ちょっと、無理な注文ですが、夏場は特に車での移動を取りいれて、乗り切りたいと思います。今月は頂上広場で昼食後、1時間ほどのキササゲ観察ツアーをオプションにした所、けいちゃんはお昼寝、他の方も数人、木陰のお昼寝、おしゃべりを楽しまれました。こういうのも、森の楽しみ方かもしれません。
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ヤマホタルブクロ |
羽化したばかりのエゾゼミ |
アサギマダラの蛹 |
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月例観察会 7月の掲示(PDF:511KB) |
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2015.8.18 |
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8月は、広報ちの8月号の市民の森特集に掲載されていた地図を参考に横河口からの観察としました。
横河口から直接池に登り(道に名前は付いていない)、池で昼食後、池周辺を観察。そして南コースの鋳物師屋分岐からせせらぎロード(1.2km)をのんびり横河口へ戻りました。
暑い時期なので、平坦な所をのんびり観察できるコースということで、設定しました。
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このコースは、オニグルミの木が多く、散策路にはオニグルミの実がゴロゴロ。事前に「長野県魅力発信ブログ」から「オニグルミの美味しい食べ方」の情報を入手して紹介しました。メンバーお二人に白和え、スウィーツに挑戦して頂くことになりましたので、クルミ拾いも一生懸命になりました。皮を腐らせて取るのに時間が掛るようですので、じっくりと試作結果を伺うのを楽しみに待つことにします。
落ちたオニグルミが綺麗に割られている殻がありましたので、リスの生息も確かです。
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今日の収穫
リスの食痕
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池への登りは月例観察会では初めての観察になります。オニグルミの他、ヤマハンノキ、ヤシャブシ、カラコギカエデも多く、矢張り湿った環境のようです。
今回は、多田多恵子さんの著書の「したたかな植物たち」からツユクサとヘクソカズラのしたたかな生き残り戦略を紹介し、実物をじっくり観察しました。
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観察会風景
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月例観察会の観察結果は、市民の森を散策する方への見所紹介として、市民の森 駐車場 ポストに毎月掲示しています。当会HPにも掲載しておりますので、興味のある方はご覧ください。
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オニグルミの落葉の根元も ヒツジ顔 |
ツユクサ |
ヘクソカズラ |
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月例観察会 8月の掲示(PDF:551KB) |
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2015.9.15 |
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今月は歩く範囲を駐車場から頂上までの往復としました。歩く距離を短くして、丹念に観察することにしました。
駐車場付近の斜面には9月はタデ科の植物で賑わいます。イヌタデ(アカマンマ)、ハナタデ、タニソバ、ミゾソバ、ミズヒキと各種揃います。沢沿いの小径では、アケボノソウ、キバナアキギリ、ゲンノショウコの紅花を観察することが出来ました。
果実では、瑠璃色のサワフタギ、真っ赤なアオハダ、ガマズミ、ホオズキ、などなど。
昆虫との出会いは、エゾエノキでオオムラサキの幼虫、アワブキでスミナガシの幼虫(今回初観察)がトピックになりました。
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熱心に注目するのはスミナガシの幼虫 |
スミナガシの幼虫 |
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また、樹木の同定をするためのポイントの学習ということで、下見で見つけていた1本の樹木に着目して、皆で同定してみました。葉の形(不分裂)、葉のつき方(互生、短枝には2枚ずつ葉が付く)、
葉の縁の形(重鋸歯)、樹皮(横長の皮目が並ぶ)を確認し、小枝を折って匂いを嗅ぐとサリチル酸メチル(サロメチール)の匂いがしましたので、ミズメという結論に達しました。ミズメは市民の森では2本目の観察です。 |
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また、樹木の同定をするためのポイントの学習ということで、下見で見つけていた1本の樹木に着目して、皆で同定してみました。葉の形(不分裂)、葉のつき方(互生、短枝には2枚ずつ葉が付く)、
葉の縁の形(重鋸歯)、樹皮(横長の皮目が並ぶ)を確認し、小枝を折って匂いを嗅ぐとサリチル酸メチル(サロメチール)の匂いがしましたので、ミズメという結論に達しました。ミズメは市民の森では2本目の観察です。 |
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昼食風景 |
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(花)
(果実)
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月例観察会 9月の掲示(PDF:659KB) |
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2015.9.28 第二回 間伐地植生調査 |
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間伐(列状間伐)を実施してできたギャップを長期継続的に観察し、
伐採跡地の遷移を実体験すること、および、市民の森での間伐後の遷移を理解するのを目標の植生調査を
H25年から実施しています。昨年は雨のため中止になりましたので、今回で2回目の実施になります。
調査区画はH24年度、H23年度間伐地の2カ所に、それぞれに5m×10m区画を設定しています。
これを2班に分かれて調査しました。
第1回スタート前に植生調査の研修会を実施しました。
そこで講師をして頂いた長野県環境保全研究所の講師のアドバイス「長続きさせるために、とにかく
楽しみながらやりましょう。」に従い、無理のない調査項目を設定しています。各班、適材適所の作業分担を決め、和気あいあい実施しました。
調査項目は以下の通りです。
@被度(地表が草本で覆われている百分率)
A樹高50cm以下の木本の樹種数と樹種毎の本数
B樹高50cm以上の木本についての毎木調査
樹種、直径(50cm位置、130cm以上の場合は胸高直径)、高さ、生枝下高
結果の概略、および2年前との比較は次の通り
◎H24年度間伐地 特徴(谷筋、ほぼ平坦)
項目 |
本年の調査 |
H25年度の調査 |
@ |
100% |
90% |
A |
32種 コナラ 7本 アカマツ 2本 クリ 1本 |
24種 コナラ 12本 アカマツ 11本 クリ 1本 |
B |
25本 最高木180cm ウリハダカエデ 3本 ウリカエデ 3本 クリ 2本 コナラ 5本 |
15本 最高木180cm ウリハダカエデ 5本 ウリカエデ 2本 クリ 1本 コナラ 1本 |
◎H23年度間伐地 特徴(尾根筋 斜度15度)
項目 |
本年の調査 |
H25年度の調査 |
@ |
90% |
60% |
A |
14種 アカマツ 26本 カラマツ 15本 シラカバ 4本 コナラ 10本 |
12種 アカマツ 46本 カラマツ 19本 シラカバ 3本 |
B |
17本 最高木 300cm ウリハダカエデ 5本 コナラ 5本 カラマツ 1本 |
11本 最高木 210cm ウリハダカエデ 5本 コナラ 3本 |
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H23年度間伐地は、特にニガイチゴの勢いが良く、調査地全体を覆っていました。
調査を担当した方々は「イテテ」、「イテテ」の連発で傷だらけでの調査でした。そのせいもあってか、
H23年度の間伐地でのシカの食害は見受けられませんでした。一方、H24年度間伐地では、枝を折られたりしたのが見られました。
まだまだ、評価の段階ではありませんが、森林は生きていると実感できる調査体験でした。
森の中での気の合った仲間での作業、こういう作業もまた森林療法のひとつになるかもしれません。
調査の詳細のデータは、「緑の防人」に掲載します。
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H23年度間伐地 2013.10.25撮影 |
H23年度間伐地 2015.9.27撮影 |
H23年度間伐地 調査風景 |
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2015.10.20 |
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「すごーい!」今回のトピックは枝もたわわに真っ赤な実がついたエゾノコリンゴの木。
2013年度の間伐地で見つけました。これは事業部に感謝しなければなりません。
すぐ隣のズミには残存木マークの青テープが巻いてありましたが、この木には巻いてありません。
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春の残存木のチェックでは、樹皮が似ているのでズミということでテープを巻かなかったと思われます。
チェック者の同定力もまだまだです。
エゾノコリンゴは2008年に観察記録があるのですが、所在が分からず「お尋ね木」でした。
この実の数から考えて、花の時期にはさぞかし真っ白で美しかったろうと思います。
この場所は間伐前は蔓が樹木に絡みジャングルでした。蔓から解放され木も元気になったと思えます。
来年からまた名所が出来ました。
今回は、実りの秋、沢山の実を観察しました。黄色のカラが3つに割れるツルウメモドキ、
赤いカラが5つに割れるツリバナ、紫色のムラサキシキブの実。タネのでき方も個性的だし、
色もみな個性的です。
途中、観察集団の後ろから叫び声が上がりました。熊でも出たかと心配しましたが、3歳の慶ちゃんが
枝の箸でドングリを掴んだという歓声だったようです。その彼も、来年は幼稚園となるため今回で卒業だ
そうです。私たちは、2年間彼の成長も観察してきました。ここでの経験が記憶に残っていると嬉しいですね。
これからも、年齢を問わず楽しめる観察会にしていきたいと思います。
月例観察会も11月10日が今年の最終回です。
11月17日にはまとめの会を開催し、今年一年の観察を振り返ると共に、「ちょっとのお勉強」をします。
今回は、環境保全研究所の植物担当の石田祐子研究員を講師に招いて、「植物の花の構造とタネを作る仕組み」
を解説して頂くことに決まりました。 |
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ツルウメモドキの実 |
ツリバナの実 |
ムラサキシキブの実 |
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月例観察会 10月の掲示(PDF:576KB) |
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2015.11.10 |
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下見の時に、沢沿いの小径の出口付近で、何気なしに覗いた沢に「魚!」30cm位あります。
写真を撮って調べた範囲ではアマゴではないかと思われます。
本番にも、同じ場所で皆で観察することが出来ました。沢沿いの小径を流れる沢は、細い所、浅い所、
小さいながら滝になっていたり、とても魚がいるとは思っていませんでしたので、驚きでした。
ここで繁殖するのでしょうか?14日には市民の森はクローズです。継続観察ができないのが残念です。 |
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今年は、例年に増してくコナラの紅葉が美しい。天気が曇りで残念ですが、紅葉を楽しみながらの最終回です。
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今回は、市民の森を一周するコースを観察する傍ら、市民の森で一番太い樹を捜しました。
樹に巻き付けるだけで直径が測れる巻尺を使って、目ぼしい樹の胸高直径を図ってみました。
1番は、駐車場から登って南コースへの分岐の左上にあるクリ(79.3cm)でした。
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ちなみに、ガイドブック表紙を飾るホオノキは70.8cmで3番、頂上から中央コース入口の
ウダイカンバは78.3cmで2番です。
今年一年、いろいろと新しい発見があり、充実した観察会になりました。 |
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月例観察会 11月の掲示(PDF:699KB) |
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2015.11.17 まとめ会 |
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市民の森での一年の観察を振り返る恒例のまとめ会を行いました。
今年疑問に思ったことの解決のために外部講師を招いての「ちょっと勉強」もあります。
プログラムは以下の通りです。
@ちょっとお勉強
講師:長野県環境保全研究所 石田祐子研究員 資料(PDF:400KB)
「花の構造とタネを 作るメカニズム」について
堅苦しくなく解説して頂きました。
お茶タイム
A今年一年の振り返り
お茶を飲みながら、今年のトピックの画像で振り返ります。石田研究員も同席されました。
Bまとめ いろいろ 資料(PDF:869KB)
今回は、森林療法「の〜んびり森林歩き」に参加された子育て中の若手に声を掛けた所、同じく子育て中のお友だちを誘って、赤ちゃん連れで参加されました。2年間月例観察会に参加された会のアイドル「けいちゃん」も参加しましたので、参加者の平均年齢が大分下がりました。
けいちゃんが映像の写真を見て「リンドウだ!」と言っていたそうです。子供のうちに見聞きした情報は、記憶に残っていくと思います。こういう体験ができる場としても進め方を模索しながら、月例観察会は継続していきたいと思います。 |
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2016.1.24 冬季特集 身近な樹木の鑑賞 |
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冬季は事業も少なく、事務局だよりも寂しくなります。例年は、月例観察会から市民の森で
新たに観察した動植物の特集などを掲載していましたが、今年は、山に行かずとも身近で
手軽に鑑賞(観察)できる樹木を紹介し、紙面を明るくしたいと思います。
それぞれの見頃の時期に脚を運ばれては如何でしょう。
また、この他に、珍しい、美しいなど、手ごろに観察に行ける樹木をご存知でしたら、
写真と一緒にお送り頂ければ、掲載いたしますのでお知らせください。
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茅野駅東口 蒸気機関車脇 |
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2015.10.10 |
2015.10.10 |
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コロラドトウヒ 別名:プンゲンストウヒ マツ科 トウヒ属 常緑高木
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和名でアメリカハリモミとも呼ばれ、
北米原産、欧米では庭木として多く用いられているそうです。近年、日本でも人気がでて庭木として多用され、
品種もいくつかあるようです。
野生のものは、樹高20mを超えますが、公園や庭園に植えると5〜15m程度。
葉に白い部分が多く、私が初めて見た時は、ペンキでもスプレーしたのかと思いました。
冬季はイルミネーションがとり付けられています。
≪お勧め観察時期≫
イルミネーションが付いていない時が良いでしょう。
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豊平 蓼科ハーバルノートシンプルズ 手前角 |
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2008.4.27 |
花 2015.4.21 |
紅葉 2011.10.26 |
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ハナノキ(花の木) カエデ科 カエデ属 落葉高木 雌雄異株 |
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ダンコウバイの花が咲く頃に、枝中に赤い花を咲かせますが、目立たない花なので、
枝が赤くなった程度で、花と気付かない人も多いようです。雪がやっと融けた頃ですから、「春が来た」と感じる花です。
これがまた、秋の紅葉もお勧めです。年によって当りハズレがありますが、年に2度楽しめる樹木です。
≪お勧め観察時期≫
花 4月中旬 紅葉 10月下旬
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茅野市玉川 長円寺 墓苑の奥 |
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2015.5.31 |
2015.5.31 |
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ヒトツバタゴ(一つ葉田子) 別名:ナンジャモンジャノキ モクセイ科 ヒトツバタゴ属 落葉高木
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地方紙の一面に「長円寺のナンジャモンジャ満開」と掲載されるくらい、この地では有名は木のようです。
昨年の春の観察会で会員の下田さんが紹介して下さったので、観察会に参加された多くの方が見に行ったようです。
本名のタゴはトネリコのことで、複葉のトネリコに対して一つ葉(単葉)のトネリコという意味です。
別名の「なんじゃもんじゃ」とは「何じょう物じゃ(なんというものか)」の意味で、その地方に珍しい、正体不明の立派な木を指して言うそうです。
≪お勧め観察時期≫
花 5月下旬
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茅野駅東口 駐車場脇街路樹 |
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2015.6.25 |
花 2015.6.25 |
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果実 2009.11.24 |
実生 2015.6.20 |
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シナノキ(科の木) シナノキ科 シナノキ属 落葉高木 |
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信濃の国の名前はこの「科の木」が多く自生することに由来すると言う説が有力です。
綿布が一般に使われるようになる前は、シナノキの繊維から作った布が使われ、特に水に強いために、帆船の帆あるいは船ロープなどとして今でも使われているそうです。
駅前の駐車場と道路の間の植え込みに植えられ、沢山果実が付きますが、まわりは舗装され土は見えません。翼が着いたタネはどこか土のある所まで飛び、掌を広げた形の芽を出せればよいのですが。
≪お勧め観察時期≫
花 6月中旬 果実 11月中旬
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茅野市玉川 長円寺本堂前 |
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2010.7.27 |
2010.7.27 |
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モクゲンジ(木欒子) 別名:センダンバノボダイジュ (栴檀葉の菩提樹) ムクロジ科 モクゲンジ属 落葉高木 |
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この木は、市指定の天然記念物となっています。脇にある立札によると、諏訪地方ではまれで、この種としては最大級だそうです。
樹齢百三、四十年と言う説もあります。
果実は径7mm前後の球形で、黒く堅いので数珠や、首飾りにされたそうです。いずれにしろ、仏教と縁の深い樹木のようです。
≪お勧め観察時期≫
花 7月下旬
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2016.3.29 冬季特集 身近な樹木の鑑賞 おまけ |
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事務局だより第71号で山に行かずとも身近で手軽に鑑賞(観察)できる樹木を紹介しましたが、もう一つ、春らしい樹木を紹介します。
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茅野市 運動公園 上駐車場奥 |
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2016.3.22 |
2016.3.22 |
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サンシュユ(山茱萸) 別名:ハルコガネバナ(春黄金花) 花 アキサンゴ(秋珊瑚) 赤い実 |
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ミズキ科 サンシュユ属 落葉小高木 |
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結構な大木で花の時期は見事です。
よく、稗つき節に歌われている「サンシュウの木」はこの木だと思われていますが、サンシュユは江戸時代に中国から薬用として持ち込まれたので、宮崎の山里で歌われた稗つき節がうたわれ始めた頃には、サンシュユはなかった。
歌詞のサンシュ(山椒)はサンショウが訛ったものというのが定説なようです。
≪お勧め観察時期≫
花 3月中旬から下旬
実 不明(未観察)
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