2017.4.16
4月の月例観察会は雨のため事務所での座学に変更。今年度も火曜日は鬼門か? |
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ルリタテハ |
この「今、市民の森は!」というタイトルで、事務局だより毎号に連載しています。 |
2017.4.16
4月の月例観察会は雨のため事務所での座学に変更。今年度も火曜日は鬼門か? |
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ルリタテハ |
2017.5.7
今年の春の訪れは例年より遅く昆虫たちの発生も遅れ気味だが、
5月7日薪づくり講習会の日は気温も上がり、チョウの観察ポイントの水車小屋付近では地面近くを素早く飛ぶ小さな茶色のチョウを発見。
タチイヌノフグリやスミレ類を吸蜜に来たミヤマセセリ♂です。1週後の14日は♀の最盛期でした。 |
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ミヤマセセリ |
2017.6.10
遅かった春を取り戻すかのように暑い日が続いて季節も順調に進み始めた6月の下見日、頂上から北コースへ踏み込んで間もなくレンゲツツジで吸蜜するオナガアゲハに出会いました。 |
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オナガアゲハ |
2017.7.12
7月の月例観察会は梅雨の中休みの暑い日、駐車場や水車小
屋付近を大きなタテハチョウが力強く飛びまわっていました。
そうです!里山のシンボル国蝶オオムラサキです!
今は♂の最盛期、とまった時も翅を開いたり閉じたり落ち着かず、翅表の紫の幻光はなかなか見せません。吉田山ではいまだに樹液の酒場を見つけられず、クワガタやスズメバチと争いながらの酒盛りを観察出来ていませんが、簡易トイレでは臭いに誘引されて飛来する雄姿?に出会える確率は高そうです。
成虫は7月に発生、年1化、食樹エゾエノキ根際落葉裏で幼虫越冬する。エゾエノキは他にもゴマダラチョウ・ヒオドシチョウ・テングチョウなども食樹としている都合の良い樹だ。
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オオムラサキ♂ 開張9㎝ |
2017.8.4
今年の夏は梅雨明け後の天候が安定せず、8月の月例観察会も雨女の怨念で中止に。それでも晴れ間が出れば例年通り、吉田山では色々なチョウが飛び出して来ます。 |
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ミヤマカラスアゲハ 開張 春型7㎝ 夏型10.5㎝ |
2017.9.8
9月の月例観察会はまたまた雨女に祟られ延期に。翌週は絶好の観察日和となり、ミンミンゼミが夏の終わりを鳴き惜しむ林道沿いでは、
ジャノメチョウ・クロヒカゲ・ヒメジャノメ・ミドリヒョウモン・メスグロヒョウモン・イチモンジセセリなどのチョウ類に出会え、山の神近くのコナラの樹液パブでの6・7頭のコクワガタの饗宴も観察出来ました。 |
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ミドリヒョウモン ♀ 開張6.5㎝ |
2017.10.10
10月に入ると吉田山のムシ達の姿もめっきり少なくなり、
ボロボロのヒョウモン類や越冬前のタテハ類、池の周りのオオルリボシヤンマ達がかろうじて見られる中、
注意深く散策していけばノコンギクなどで吸蜜中の尾状突起をもつ小さなウラナミシジミにも出会えます。
シジミチョウは皆よく似ていて紛らわしいが、九州以北に分布するシジミチョウで翅裏が波のような班紋は本種のみなので、
判別はし易いほうです。 |
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ウラナミシジミ 開張3㎝ |
2017.11.21
2017年度最後の11月観察会、晩秋の森はムシ達の気配も微かですが、オオムラサキの仲間たちの消息を訪ねる散策も又楽しい。今年も食樹エゾエノキ根際の落葉裏で越冬態勢のオオムラサキ幼虫を無事確認できました。 |
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チョウ目 タテハチョウ科 |
アカボシゴマダラ成虫 |
2017.12.22
今、豊平の薪棚では①! |
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猟期に入った吉田山での生き物観察が出来ない今月は、会員諸兄自慢の薪棚を覗いてみよう。 |
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①クサギカメムシ 体長15mm |
2018.1.18
今、豊平の薪棚では②! |
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今冬は予報通り寒くて、薪棚はどんどん空いて行きますが、こぼれ落ちる虫は相も変わらずクサギカメムシの山、新顔も現れないので少数派のクロスズメバチを取り上げてみます。 |
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クロスズメバチ 越冬女王 体長16mm |
2018.2.21
今、豊平の薪棚では③! |
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今月も薪棚観察会、オツネントンボを取り上げてみます。 |
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オツネントンボ ♂ 体長35mm |
2018.3.21
今、八ヶ岳山麓では! |
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森が芽吹き始める前に、諸兄が今冬伐採した広葉樹の枝先を緻密に捜索すれば、白い小さな宝石を見出すことが出来ます。それは樹上に生息する“ゼフィルス”達の越冬卵です。 |
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国内分布:北海道・本州・四国・九州 |
私たちは、このような活動を通じて人と森林との新たな関係を作り出し、豊かな森林を次世代にバトンタッチしたいと願っています。