市民の森 春の散策会
~市民の森を楽しもう~ [森林観察学習部会]
日程: 5月14日(日)
場所: 茅野市 市民の森
参加者:22名(うちスタッフ5名)
天気にも恵まれ、春の芽吹きの季節を皆さんに楽しんで頂けた。
前尖り石縄文考古館館長の鵜飼幸雄氏も、縄文人の生活の糧を得る場としての吉田山を見ておきたいと参加されたので、
縄文のビーナスにも使用された金雲母入りの砂についての解説をして頂いた。
その後、グループ分けの説明をし、各自参加グループを決めて頂いてグループ毎に出発した。
昼食は全グループ池でとることにした。
●見所巡りグループ: 月例観察会の一日参加の方に、「余りにマニアック過ぎてついていけない。
ただ新緑を楽しむことで十分」という感想を頂いた。今回は、余り欲張らず、後日、市民の森に個人で来られて散策されるときのために、
季節ごとの見所を重点的にガイドした。植物では、場所により違ったスミレ7種が皆さんの注目を集めた。
昆虫は、エゾエノキではオオムラサキの幼虫を見ることがでた。今の季節に見られるトピックを網羅できた。
このグループの参加者の中に吉田山にゴルフ場造成当時に反対運動をしたという方がいらっしゃり、
「今回、暫くぶりに山に入り、こんな風に自然が保たれているのを見て反対運動をして良かった。」という話を伺えた。
●のんびりグループ:皆のペースに合わせ長い距離を歩くのは大変と言われる方も
のんびりと春の森を満喫した。
●わいわいグループ:捕虫網と虫籠を手にチョットはにかみ気味にスタートした子供たちも
だんだん調子が出てきて予定通り12時には池に到着、楽しいお弁当タイムの後には、ゲンゴロウ、
帰り道ではルリタテハの産卵を観察できた。
<諏訪湖付近のゲンゴロウの話>
昔、屋根にコールタールを塗っていた時代、月夜の晩にコチン、コチンと屋根にゲンゴロウが当たるそうな。
夜飛ぶゲンゴロウが月の光を反射した屋根を諏訪湖の湖面と間違えて飛び込むのだそうですよ。
月例観察会メンバー、春の散策会の参加者、諏訪湖近辺にお住まいの2名の方の証言です。
トピック
● 全員集まったお昼に池での風景
「捕れたぞー!」一番うれしそうな馬場さん |
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集まるゲンゴロウ世代? |
スタッフ馬場さんの一言 |
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のんびり森を楽しむ |
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