H29年度 事業計画・報告

事業報告

2017.11.8

米沢小学校 森林教室

~森の樹木を知る~    [森林観察学習部会]


日程: 11月8日(水)
場所: 茅野市 米沢 丸山
参加者: 48名(うちスタッフ5名)

 昨年初めて米沢小学校の森林教室を担当しましたが、今年も昨年の続きという内容で11月8日に実施しました。昨年は3年生2クラス41人で学校脇の丸山という林で、樹木の名札掛けを行いました。その時は、仮のベニヤ板の名札でしたが、今年度、白い綺麗な名札が出来上がったので、樹木を確認しながらその名札を取り付ける作業になりました。
 昨年の3年生、今年は4年生。組み替えもしたそうなので、昨年と同じ班編成ではなく、新たに2クラス混成で5班に分けて実施しました。各班ともに、参考資料で樹木の名前、科名、属名を確認する、名札を木に取り付ける等の作業を自分たちで役割分担を決めてスムーズに進めていました。
 4年生くらいになると指導員はやるべきことを教え、あとは子供たちの自主性に任せるが良いようです。
 実施事項のもう一つ、今年は樹木のタネに着目し、各班タネ採集をし、終わりの会で種名、種数などを発表してもらいました。採取したオオモミジのタネ(翼付)を皆の前で散布し飛び方を見せた班もありました。
 子供たちは、昨年の樹木の同定を覚えている子も多かったし、お楽しみで実施したケヤキの胴回り当てクイズの正解(3m41cm)を覚えている子もいたのは、去年の教室が成功だったことが確認できたと同時に、子供の吸収力に驚かされました。最近は、自分も含めて周りには、物忘れをする、名前が出てこないという症状を呈する人が多いので、とてもうらやましく思いました。

<森林教室の進行 9:00~10:30>

9:00

はじめの会 注意事項(ウルシ、ツタウルシの注意)
樹木札の説明(科、属の話)
講師紹介 1班:吉江、2班:馬場、3班:黒田、4班:矢崎、5班:井村

9:15

名札掛け
・班ごとに担当ブロックに移動し、1グループ 6本設置
・タネを採集。
・10:10には終了させ、頂上に集合

10:15

終わりの会
・樹木の種子の種まき作戦の紹介
 班、1種ずつ散布方法を紹介。
・指導員挨拶(全員一言)

トピック

樹木札 観察会風景

樹木札

樹木札掛けが終わり、エノキの木の下でオオムラサキ幼虫探し


私たちは、このような活動を通じて人と森林との新たな関係を作り出し、豊かな森林を次世代にバトンタッチしたいと願っています。