市民の森 秋の観察会
~里山の歴史を辿り魅力を探る観察会~ [森林観察学習部会]
日程: 10月7日(日)
場所: 茅野市 市民の森
参加者: 18名(うちスタッフ延べ4名)
今年の秋の観察会は、長野県環境保全研究所の富樫氏を講師に迎え、市民の森・吉田山の地形地質・
文化的痕跡を観察しました。市民の森が縄文時代から人々の生活に欠かせない里山だったことや、
ゴルフ場開発時の遺構が観察路からは見えない所に今も放置されていることなどを知りました。
講師からは、「一度ゴルフ場に造成され豪雨災害をひき起こした山が、50年余を経、緑が回復し
つつある姿は貴重な事例。その経過を記録し、今後どのような森にしていくかの展望をもち、
住民と共に森づくりをしていくことが大事」とのアドバイスをいただきました。
地形地質の脆さや、開発放棄後放置されている人工物(露出した土管や崩れた土留め壁など)など、
今まで知らずにいた市民の森の一面を観ることができました。しかし、そのうえで我々がどう関わって
いかれるのかは非常に難しい問題だと感じました。
トピック
● せせらぎコースを進む
カラマツ林 下層にはアブラチャン※ |
山の神※ | 山の神と彫られた大岩を仰ぐ |
岩塊の流れ※ |
水路※ |
調整池※ |
● 東コースを進む
謎の穴※ |
砂防提 |
● 観察後の纏め 質疑、富樫さんからアドバイス
※の写真はスタッフ(矢崎)が作成した資料より掲載にため、撮影時期が異なります。 |