H30年度 事業計画・報告

事業報告

2018.10.14

秋の薪づくり講習会

~チェーンソーと薪わり機を使って、安全な薪づくり~    [森づくり部会]


日程: 10月14日(日)9時00分~15時
場所:  茅野市 市民の森(吉田山)
参加者: 20名(一般参加者 9名、スタッフ11名)


 茅野市「市民の森」吉田山頂上広場で、秋の薪づくり講習会を実施しました。
 朝方、小雨でしたが予報で9時以降は曇りとのことで、茅野市農林課と相談し、開催しました。9時に開催の挨拶をしている時に再び、小雨となり、集材のみ行う事で、進めましたが、10時ごろから晴れ間が出始め、15時ごろまで、日が差し暑いぐらいでした。
 一般参加者は、9名と少なく、従来の参加者の半分でした。スタッフ会員11名でした。
 農林課の宮坂課長に、間伐材の活用について挨拶を頂き、集材を始めました。
 集材は、今後、公開が予定されている、“北コース”の一番下の広場に、今年度の森林整備事業部間伐作業で、伐倒し重機により引き出した、中~大径木のナラ材を中心に玉切りし、頂上広場に運びました。
 一緒に参加して頂いた、茅野市農林課の方々は、せっかく2トンダンプで参加していただきましたが、“北コース”は軽トラの通行がやっとなので、頂上広場周辺の台風で倒れたシラカバの集材をお願いしました。又その他のグループには、今年度の茅野市育林際 用に伐倒した(池の周辺)、アカマツを中心に集材して頂きました。
 薪材は、ナラ80%、シラカバ5%、バッコウ柳+ヤシャブシ5%と、針葉樹のアカマツ、カラマツが10%でしたが、広葉樹を優先で薪わりし、お持ち帰り頂いた薪は全て広葉樹になりました。残った針葉樹は、後日、会員に引取りをお願いしました。
 ナラ材は、6月末に伐倒した材なので、今年の冬用には、適さないと思います。
 集材量は、目測で約5.3㎥でしたが後で計算すると、残った針葉樹を含め8.5㎥でした。
 今回は、朝方の天気が不安定で、開催可否の判断と、スタッフ参加者への連絡方法に課題が残りました。頂上広場の開催は、2回目ですが、持ち帰る薪山の配置を一列(写真参照)にしたことにより、帰りの薪の車への積み込みが楽になり、帰宅をスムーズに行う事ができました。講習会開催中は、怪我人もなく、スタッフ参加の方々、ありがとうございました。
 尚、後日、アカマツの引き取りをお願いした会員の方が、軽トラで吉田山からの帰りにスーパマーケットで買い物をしている間に、荷台に積んでいた、チェーンソーが盗まれ、高価な薪になったとのことです。春の薪づくり講習会に続き、講習会終了後にトラブルが発生しています。薪づくり講習会の注意事項書に追加し、今後の講習会前に連絡するようにします。

トピック

頂上広場で開催

一列に並んだ薪山
一列に並んだ薪山
最後の太い薪材を割って講習修了
最後の太い薪材を割って講習修了

私たちは、このような活動を通じて人と森林との新たな関係を作り出し、豊かな森林を次世代にバトンタッチしたいと願っています。